社会

沖縄からのメッセージ「止めるだけだよ」

沖縄の負担軽減を理由に、米軍再編に関する日米最終合意が発表されて以来、やはり、このまま基地が移設されてしまうのだろうか、辺野古の海は軍港になってしまうのだろうか。 落胆と半ば諦めの気持ちでいたのは事実です。 5月15日、沖縄タイムスに掲載された…

君が代の替え歌

はるのかんたんふで紹介されていて知りました。 心ならずも君が代を歌わなければない人のために、苦肉の策でつくられた替え歌ですが、日本人の少女が従軍慰安婦に出会うという設定。英語としてどうかはよく分かりませんが、傑作だと思います。 なぜ、君が代…

『送還日記』監督:キム・ドンウォン

(映画の内容に触れています。未見の方はお気をつけください) 渋谷のシネ・ラセットの10時からのモーニングショーに何とか間に合いました。このところ映画を観てもうつらうつらしてしまうのに、全く眠くなるどころか覚醒してゆくドキュメンタリーでした。…

『中浜哲とギロチン社群像』講師:正津勉

14日、「トスキナアの会」第三回講演会に参加。 時間を間違えて、早く着いてしまったので、近くの東禅寺を散策。 ここは、絞首刑で亡くなったアナキスト中浜哲と古田大次郎が散歩した閑静な寺。 会場を高輪福祉会館にしたのもふたりに謂れのある東禅寺がとな…

『ヨコハマメリー』監督:中村高寛

新宿テアトル、モーニングショーなので、どうせパラパラだろうとおもっていたところ、予告が始まって着いた会場は、空席がなかなか見つからず、最前列にやっと座りました。始まってからも、次々遅れてやってくる人、人。 やはり、年配の人が多かったようです…

共謀罪、強行採決に反対しよう!(参照『読書三到・アナキズム』)

法曹界をはじめ識者により、多くの問題点が指摘されている共謀罪が、充分な審議も経ないまま、強行採決が行われようとしています。 超党派議員、市民による緊急集会があります。 とき:4月28日(金)午後1時〜2時(国会前集会) ところ:衆議院第二議員…

沖縄県稲嶺知事がんばれ!!

名護に行って来ました。 と、いってもバーチャルです(^-^; 普天間基地移設に関して名護市長との合意が発表されましたが、反対緊急集会に参加のばるタンさん(4月11日参照)に連れて行って戴きました。額賀防衛庁長官は1兆1700億円の75%という莫大な基…

テレメンタリー2006「海にすわる−沖縄・辺野古 反基地600日の闘い−」

(QAB琉球朝日放送制作)岩国市の住民投票の結果が出ましたが、同じく、基地の移設反対運動をしている辺野古のドキュメンタリー「海にすわる−沖縄・辺野古 反基地600日の闘い−」が朝日系列で放映されています。 すでに終わっているところも多いですが、東京…

岩国市長からのメッセージ

http://www.city.iwakuni.yamaguchi.jp/html/vote.html(動画配信、クリック) 市長の住民投票にかけるつらい胸のうちが伝わってきました。 日本全土が基地化されていく前哨戦のように思えてなりません。 是非、ご覧くださいませ #地下鉄国会議事堂前駅の地…

憲法学校@社会文化会館

28日は、社民党主催の憲法学校に参加しました。 といっても、社民党を支持しているともいえない、政治には出来れば関わりたくない派。でも、関わるしかないか派。軟弱な政治姿勢です(^−^; 全6回予定されているこの日は開講日で、パネリストとして、石坂…

扶桑社『中学公民教科書』市販本回収

そのあと、予定の忘年会まで時間があるので、渋谷の書店に立ち寄る。 ブックセンターと、紀伊国屋書店で扶桑社の『中学公民教科書』を探す。ブックセンターには『新しい歴史教科書』が一冊、紀伊国屋には8冊、公民が2冊あった。 その後、銀座旭屋、国分寺紀…

説得的に語れるようになるために 3

ホランドさんの山下和美『不思議な少年』の感想から始まったやりとり(=対話)のためにこのエントリーをたてます。11月9日、18日、23日の続きです。 長いですが、できれば最初からお読みいただければ幸いです。

説得的に関われるようになるために 2

11月9日のコメント欄のホランドさんの山下和美『不思議な少年』の感想をめぐってはじまったやりとり(=対話)のためにここをたてます。 11月9日、18日につづきNo,3です。 長いですが、興味のある方は是非最初からお読みくださいませ。18日のホランドさん…

説得的に関われるようになるために 1

ホランドさんのご要望でここを11月9日の続きにします。 山下和美:作『不思議な少年』の感想から始まったやりとりのつづきです。 はじめてお越しの方は11月9日からどうぞ。コメント欄の字が小さくてすみません。 大きくする方法を探しているのですが、…

沖縄でおこっていることー『辺野古』

へ へ の の こ 辺野古の米軍基地移設問題について、報道されることが多くなった。といっても、地元では2年近くもまえから、反対の座り込みを続けているという。かくいう私は「辺野古」が基地問題だということは知っていたけれど、どこか遠いお話で、さした…

『戦後60年』上野昂志&大塚英志トークショー

お得意の時計の逆回しです(笑)。 11日に引き続き、18日も青山ブックセンターへ行きました。上野昂志『戦後60年』刊行に際してのトークショーのゲストは大塚英志。前回と違って狭い会場だったせいか、上野さんの声がくぐもって聞き取りにくく、大塚さんは早…

『思想のケミストリー』大澤真幸

9月11日は衆議院選挙の後、見田宗介と大澤真幸の『思想のケミストリー』(紀伊国屋書店)刊行のトークショーに青山ブックセンターに行きました。原宿からぶらぶら歩いて気持ちのいい午後。そういえば、今日は9.11なのだとあらためて思う。 明治公園か…

衆議院選を終えて

投票結果をみて、再び思い起こすのは、鶴見俊輔さんが『思想の科学・公開シンポジウム』で言われていた 民主主義とファシズムはいわば、セットであるといっていい。民主主義の退廃したところにファシズムが起こる。民主主義が実現したと安心したところにファ…

田中康夫と新党日本

5日に書いた『選挙に行こう〜選挙たん♪』は6日に書いたものです。 稚拙な歌だけでは、ロムしてくださった方に申し訳なく、かといってエントリーをたてる余裕もなかったので、5日に載せてしまいました。ところで、すでに『kitanoのアレ』のエントリーを読…

コイズミと日本人の共犯関係

アンテナに入れさせていただいている。といっても勝手にですが、猿虎日記の『[愚考]猿虎M字開脚!』は選挙とそれに関わる有権者の心情とをとてもリアルに分析しています。面白いので、長いですが、その一部を引用します。 ところで、pikarrrさんの文章で一…

『HELLFIRE 劫火 ヒロシマからの旅』監督:ジャン・ユンカーマン

今は亡き丸木位里、俊ご夫妻の原爆の図の創作の経緯やその様子を撮影した作品です。 原爆の図を公開する時に大広間に広げた絵を「裸足じゃ困るけれど、靴下をはいてる方はどうぞ作品の上に載ってご覧ください。踏んで、汚れたら、絵もまたよくなります。簡単…

『ひろしまのピカ』演出:土本典昭

丸木俊さんの絵本の一筆一筆、タッチをなぞるようにカメラは進みます。25分という長さのなかに一瞬のうちに日常を生き地獄に変えてしまった凝縮した生が絵とともに語られます。小室等の歌は心に沁みる祈りの歌です。 土本ドキュメンタリーらしい叙情性、絵…

『八月十五日、その日まで。』ラピュタ阿佐ヶ谷

ラピュタ阿佐ヶ谷は日本の古典映画専門のミニシアターですが6月26日から8月20日まで戦後60年記念企画『八月十五日、その日まで。』という戦争映画特集をしています。 7月に『海軍』(監督・脚本:田坂具隆)という太平洋戦争開戦2周年記念に公開さ…

9条を世界へ!

友人から送られてきたメールです。主旨に賛同し転載します。 - 9条を世界へ!「グローバル9条キャンペーン」 8/15に9条をサポートする世界同時意見広告を出そう! - ■世界に誇るべき9条 日本人にとっての平和の誓いであり、かつて侵略したアジアの人々に…

靖国参拝のアンケートから思ったこと

先日友人から転送されてきたメールに民主党が靖国参拝についてのアンケートをとっているので参加してほしいとありました。http://research-dpj.com/index.html 民主党支持者ではありませんが、靖国参拝に対しての賛成が多いことにおどろき! アンケートに答…

無言館に関するページ

キッドアイラックアートホールは無言館、信濃デッサン館と繋がりがあります。うらたじゅんさんのサイト http://www.ne.jp/asahi/jun/urata/mugon.htm旧日本兵「無言館」戦没画学生の美術館 http://blog.kingdom.or.jp/darumaeringi?day=20050528上田 無言館 …

『日本国憲法』監督:ジャン・ユンカーマン

DVDを購入して、はじめて観たのは、通してではなく、途切れ途切れ、だいぶ前になります。今回見直して、だいぶ見落としていたことに気付きました。 そのことに気付かせてくださったさくら子さんに感謝。 冒頭のソウルフラワーユニオンの『戦火のかなた』はい…

『バス174』〜見えない存在を見える存在として

(ネタばれあり) 『バス174』は、予告はみていたが、想像していた内容とは違っていました。 ブラジルで強盗未遂から端を発したバスジャック事件、乗客11人を人質にとった犯人サンドロは小さい時に母を目の前で殺されて以来、リオのストリートで生きてき…

『何が私をこうさせたか』金子ふみ子 著

大杉栄や幸徳秋水を知っていても、朴烈を知る人は少ない。伊藤野枝や管野須賀子は知っていても、金子ふみ子を知る人は少ないと思う。私も同様。tosukinaさんから紹介された金子文子の手紙を読んでいなかったら、たとえ、我が家の書庫の隅っこに埃を被って積…

『HARUKO』

この映画の公開は2003年。当時評判になった作品ですが、今回ポレポレ東中野ではじめて観ました。在日一世金本春子さんと家族を息子の視点から描いたドキュメンタリーです。ギャラクシー賞を受賞したフジTVの『ザ・ノンフィクション「引き裂かれた在日…