憲法学校@社会文化会館

28日は、社民党主催の憲法学校に参加しました。
といっても、社民党を支持しているともいえない、政治には出来れば関わりたくない派。でも、関わるしかないか派。軟弱な政治姿勢です(^−^;
全6回予定されているこの日は開講日で、パネリストとして、石坂啓大塚英志香山リカ佐高信福島瑞穂、司会:保坂展人
年代もそれぞれ、話しの途切れることのない1時間半でした。
大塚さんの早口でまくしたてるのは、こちらが内容を咀嚼する間もなく、ついていけないくらい熱く、香山さんのトツトツと話すのとは対照的。
「姑息に」と言われていたように、香山さんの時に歯がゆく感じるTVでの発言も、いかにメディアで自分の主張を通すかという手段であると納得。

印象に残ったこと
・世界の情勢に対して、現実主義的な選択をするというよりも、努力しても報われない、人として認められない、いつどうなってしまうか分からないという不安や不満が社会に蔓延し、どうにかしなければいけないという気持ちから、リセットしたいという心理主義改憲派が多いのではないか。しかし、それは、改憲では実現されないものであって、One Of Themではなく、Only oneの存在であることでしか得られないものだろう。(香山リカ
・どういう社会でありたいか、自分の言葉で考え、語ることで、空気を読まなくても恐くないんだということをこどもたちに伝えたい。
理想を語ること、『非武装中立』を掲げることこそ、今、必要である。
有権者の60〜70%は憲法9条を支持している。にもかかわらず、投票できる政党がない、政治的難民状態に置かれた沈黙している人たちは多い。
国民投票を考えるのではなく、次の選挙で、国会で勢力をもつよう、共闘すべきである。
たとえ、社民党がなくなっても、憲法9条が残ればいい。(大塚英志
軍隊は国民を守るものではない先の大戦で沖縄の例でもわかるように、旧植民地だった満州から、日本人を置き去りに、真っ先に引き上げたのも軍隊であり、そればかりか民間人は帰国せず、その地に留まるようにという施策まで出した。
軍隊がない方が国民にとって、安全である。(佐高信
・15歳の息子が今年、卒業を迎える。式の統制は君が代を歌う声の音量調査にまで及んでいる。「君が代」は曲調が大きな声で歌うような歌ではないと思うが。「日の丸」は漫画を描くのに資料を調べていると、必ずといっていいほど不吉な事件と重なって出てくる。どうにも好きになれない。いっそみんなが国旗を見て、ほっと温かい気持ちになれるように温泉マークにでもしたらどうか。国歌は「いい湯だな」?
今、こどもをもつことに不安を感じる。自由、平等から離れて、義務と責任によって、地域と国のために貢献する人間を育成しようとしている。奉仕活動、健全な心と身体、教育基本法をかえ、教育が黙って国のために働く子どもをつくろうとしている。(石坂啓



#当日の内容をとても詳しく纏められているブログがありました。
参照:『ぱのらまさんの日常雑記