2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

満開をすぎて一面つもりゆく少年の轍大きく孤を描きて 亡き人の義歯口腔の闇を思えリ紅つつじ満開の日に #安吾の樹と名づけた桜 【コメント関連URL】 ラ・フォル・ジュルネ

『13/ザメッティ』監督:ゲラ・バブルアニ@渋谷シネセゾン

グルジア映画。 緊張と震撼。 近来みた映画ベスト1。 モノクロームの映像にカワレロビッチにも似た哀調。 不穏な古めかしい音楽がしだいになじみ、フィクションであることを言い聞かせずに、観ることはできない。 はたして、フィクションだといえるだろうか…

エリオット・アーウィット@シャネル・ネクサス・ホール

友人が見せてくれた会場から持ち帰ったというカタログのすばらしさに、早速、次の日には出かけました。 アーウィットは1928年パリに、ロシア人の両親のもとに生まれ、25歳でロバート・キャパに推薦され写真家集団マグナムに参加。 アンリ・カルティエ・ブレ…

もしかして・・・

メールの交換をしている方にはないと思うのですが、戴いたメールを削除してしまっていることがあるかもしれません。 申しわけありませんが、お心当たりの方は再送していただけるとうれしいです。 ブログコメント欄にメールを送信したとのコメントなどいただ…

『志野と織部』出光美術館

焼き物に詳しいというわけではありませんが、陶器の中で志野が好きです。 桃山時代に、朝鮮や中国からの陶磁器から一線を画する陶器として日本独自の発展を遂げた代表的なやきもの志野、織部を中心に。 黄瀬戸も それぞれの魅力がよく分かるいい器が展示され…

「自己責任」の蔓延

ネットをはじめたころには、ブロバイダーのカスタマーサポートセンターにずいぶんお世話になった。 初歩的なことにもひとつひとつ丁寧に答えてもらい、ずいぶん勉強させていただいたと感謝している。 おかげで、お世話になることもすっかりなくなり、こうし…

『善き人のためのソナタ』監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

(ネタばれしています)「生む機械」という柳沢厚生大臣の暴言が問題になったばかりだが、これは機械化される人間の抵抗の物語である。 旧東ドイツに綿密な取材をしたドラマということだが、このまま信じてしまうのはナイーヴにすぎるだろう。 しかし、人を機…

都知事選も近いけれど・・・

どうも盛り上がりに欠けていますね。 政治に期待すらしなくなったのも、選挙に関心が希薄になったのも分かる気はするけれど、諦めてしまうわけにはいかない。 G7の中でも最も多い年間3万人以上の自殺者がいて、若い人の死因の第一位が自殺であるという現…

野を駆ける

・野を駆ける子羊のごときトイプードルも桟橋を行く曳かれながら ・振り向けば航路のかなた揺らめいて高層ビル群桜開花日 ・プラットホーム肩掛けカバンが食い込んで別れた友の言葉を思う ・かすかすの林檎食べつつ思い出す遠ざかるマンハッタンと波にゆれ …