靖国参拝のアンケートから思ったこと

先日友人から転送されてきたメールに民主党靖国参拝についてのアンケートをとっているので参加してほしいとありました。http://research-dpj.com/index.html
民主党支持者ではありませんが、靖国参拝に対しての賛成が多いことにおどろき!
アンケートに答えることに。今後このアンケートが民主党の政策にどのように反映されるのか注視したいと思います。
アンケート結果が今はアップされていませんが、小泉首相靖国参拝に賛成する人がどの世代でも反対を超えていたと思います。最終結果はどうだったのか。
靖国参拝に賛成する人の多くは、戦争で死んでいった兵士を追悼することがなぜ悪い、海外からの批判を内政干渉と思う人が多いのだろうと思います。靖国問題 (ちくま新書)
かつて、私も靖国神社でどのようなことが行われているかもわからず、祀られたくない人がいるのはわかるし、そういう人までも祀るべきではないけれど、戦争の犠牲者として追悼することにどのような問題があるのかと思っていた時期があります。
高橋哲哉靖国問題』を読んでよくわかったことは、靖国神社で行われていることを知れば、靖国神社は追悼の場ではなく、顕彰(=隠れた功績・善行などをたたえて広く世間に知らせること)の場であるということです。
戦争ということの反省ではなく、戦争に行って死んだものに対し褒め讃える宗教的祭礼の場。日本の首相が公式に参拝する場ではないはずです。
個々に死者を悼むことを否定しているわけではありません。死者を悼む追悼に靖国神社は不適格です。是非、本書をお読み戴ければと思います。
ほんとうの意味で戦争に対する反省のもと、死者を悼むのであれば、たとえば、『無言館』のような形で死者を悼むことこそがふさわしいのではないかと思います。京の祈り絵・祈りびと―「信濃デッサン館」「無言館」日記抄 (かもがわCブックス (3))

無言館』に関するページを追加しておきます。

http://book.asahi.com/topics/TKY200507120113.html



御茶ノ水橋から