2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

[社会]『ご臨終メディア』森達也&森巣博トークショー@青山ブックセンター

21日は『瀕死のメディア』というタイトルで集英社新書『ご臨終メディア』の刊行記念、森達也と森巣博のトークショーに行きました。青山ブックセンターのトークショーに参加するのは3回目ですが、会場は今までで一番広い隣の東京ウイメンズプラザホール。 印…

説得的に関われるようになるために 2

11月9日のコメント欄のホランドさんの山下和美『不思議な少年』の感想をめぐってはじまったやりとり(=対話)のためにここをたてます。 11月9日、18日につづきNo,3です。 長いですが、興味のある方は是非最初からお読みくださいませ。18日のホランドさん…

斎藤晴彦&高橋悠治『冬の旅』@シアターIWATO

高橋悠治、古びた黒いトランクを提げて、前かがみで歩く、あの独特なくにゃりくにゃりで舞台をひと回り。グランドピアノのそばでトランクから譜面をとりだす。 スタンドランプをつけて、弾き始めたシューベルト『冬の旅』。 斎藤晴彦のバリトン歌手並の歌唱…

説得的に関われるようになるために 1

ホランドさんのご要望でここを11月9日の続きにします。 山下和美:作『不思議な少年』の感想から始まったやりとりのつづきです。 はじめてお越しの方は11月9日からどうぞ。コメント欄の字が小さくてすみません。 大きくする方法を探しているのですが、…

庭園植物記展@東京都庭園美術館

9月3日から11月6日で会期を終わりましたが、企画の面白さを記憶に留めておきたいと思います。 10月13日(木)は〜花を奏でる〜ということで、ヴァイオリンとピアノ(伴奏)のミュージアムコンサートがあり、ピアノをやっているSさんと。演奏者の小寺…

沖縄でおこっていることー『辺野古』

へ へ の の こ 辺野古の米軍基地移設問題について、報道されることが多くなった。といっても、地元では2年近くもまえから、反対の座り込みを続けているという。かくいう私は「辺野古」が基地問題だということは知っていたけれど、どこか遠いお話で、さした…

『カムイ伝』著:白土三平〜遅すぎた読者

1巻と2巻読んだだけですが、もっと早く読むべきでした。 未読の方はせめて、1巻だけでも読んでみてください。13〜15巻は必読だと言われているようです。幼い頃、兄の少年雑誌で白土三平の『シートン動物記』を繰り返し読んだ記憶がある私にとって、『…

下地勇コンサート@キネマ倶楽部

6時少し前にキネマ倶楽部前に行くと、人であふれ返っていた。S子さんともうひとりのS子さんとお久しぶり〜。そのうちに子どもたちに歌やお話などたのしいパフォーマンスをしているKさんたちも来て、開場前から何だか盛り上がってきた。3年ほど前の琉球フェ…

かぐわしい香り

29日(土)の夜はライヴでまだ間があったので、銀座から薔薇が見ごろと友人から聞いていた駒込の旧古河庭園へ。 もともとは陸奥宗光の別邸であったものが宗光の次男が古河家の養子になったことから古河家の所有になったとか。 歴史に詳しい友人がいうとこ…

『虹の獄、桜の獄』竹本健治:文、建石修志:絵

(本の内容に触れています、未読の方はお気をつけください) この短編集は月刊誌光文社「EQ」に掲載された「七色の犯罪のための絵本」の7編と書き下ろし『しあわせな死の桜』の8編からなります。 この短編集の巻頭の『赤い塔の上で』は男が身を投げるシーン…

建石修志展『本に微垂む。或るいは、紙に浮かぶ夢』

だいぶ時間がたってしまいました。29日(土)は国立フィルムセンターに成瀬巳喜男生誕100周年特集の代表作『浮雲』を観に行くも、満席で入場できず。5分前では無理かなとは思ってはいたんですが。30日で2ヶ月以上開催していた成瀬巳喜男特集も終わり…