2007-01-01から1年間の記事一覧

垂直に切り裂いてゆく飛行機雲のあの日と同じ冬の青空 よるのバスに身をまかせているとひとりごとでてしまい 冬のはじまり ここではないどこか遠くふっと消えてしまいたくなる師走のある日 【コメント関連URL】 ピピロッティ・リスト「からから」展 #京都加茂…

ドキュメンタリー

・12月8日(土)午後10:10〜11:00 BS1:『回復工場の挑戦〜アルゼンチン・拡がる連帯経済〜』 ・12月9日(日)午後10:00〜11:29 NHK教育TV:ETV特集『愛と生を撮る−女性監督は今』 ・12月10日(月) 午後9:10〜9:55 BS1:<シリーズ 韓国>『1987年 ソ…

アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノリサイタル@オペラシティー武満メモリアルホール

1984年ウクライナ生まれ。 ロシアピアニズモ伝統のピアニスト? 期待以上のすばらしさ。 壮大でロマンティック、繊細さと超絶技巧を兼ね備えた表現力あふれるエネルギッシュな演奏です。 知名度は高くないので、空席もありましたが、観客を間違いなく魅…

『日本の悲劇』監督:木下恵介

(映画の内容にふれています) 私の知っている木下恵介作品といえば、代表作といわれる『二十四の瞳』やTVでの緻密な心理描写で描かれるヒューマニスティックなホームドラマだったのだが、ホームドラマとは、程遠い。 戦後、戦争で夫を亡くした女が二人の子ど…

『子供たちの戦争』小田実:著

最後まで読み終える本がなくて、読み散らしてばかりの今日この頃。 久しぶりに読んだ7つの掌編からなる連作小説。 ずいぶん昔に「何でも見てやろう」を一気読みしただけで、小田実の小説は初めてです。 こんなにいい小説を書く人だったのですね。 子どもは、…

特措法案の参考のために

紛争処理にあたった経験から。 興味のある方は、ぜひどうぞ。 ・伊勢崎賢治の15歳からの国際政治学 ー番外編ー緊急インタビューその1 “政権とったらISAF参加発言”をどう考えるか その2 日本の特性を生かした国際協力のオプションとは? ・日本ほど国際紛争…

4匹の猫@国分寺南口

コンサートの帰りなど、ラストオーダーが終わっていないと立ち寄るお店。 魚介のマリネ、さばのスモーク、エスカルゴのブルゴーニュ風、さわらのパイ包み、など魚料理がお薦め。 肉は・・・? ハウスワインが安くておいしい。 スパゲティーは1,5人前はあるの…

[詩・短歌]艦船とオレンジ

はるかもやに立つ米軍艦船のひとつオブジェとしての風景か 驢馬を曳くアザリアのひと来たりしわれにひとやまのオレンジたずさえ

[音楽]ヴッパータール交響楽団@武蔵野市民文化会館大ホール

もう、だいぶ前になりますが、10月9日、はじめて聞くブルックナー、期待以上によかったので。 オーケストラのよさと指揮者の役割をあらためて思いました。 指揮は2004年からドイツ、ヴッパタール市の音楽総監督上岡敏之。 ワグナーの後援者ルードヴィ…

兼松講堂 伊東忠太&山下啓次郎

上記、9月13日、国立の市制40周年記念『山下洋輔in兼松』で、一橋大学兼松講堂に。 山下洋輔は国立音楽大学の出身で一ツ橋大学でよく練習していたとか。 兼松講堂は、1927年、伊東忠太設計、2003年には改修工事をし、オリジナルの風格を残して、音響や…

山下洋輔NEWカルテット@西国分寺いずみホール

山下洋輔以外は、ドラムの小笠原拓海23歳、アルトサックス米田裕也24歳、エレクトリック・ベース柳原旭25歳という2005年に結成された若いユニット。 柳原と小笠原は洗足学園大学ジャズコース、米田は国立音楽大学、ジャズオーケストラのコンサート…

名誉毀損について

当ブログのURLを添付して、荒れたコメント欄に書き込みをするという悪質な行為が行われています。 当ブログ名の書き込みを目にして、おかしいと思われた方はご連絡いただければ幸いです。 また、管理人さんにご連絡したいと思っても、連絡先がないので個人的…

『アザリアのピノッキオ〜七つの断章による狂詩曲〜』パレスチナキャラバン

落ち葉の樹林をぬけて、ロバの曳く荷車を先頭に楽団とともにやってくるパレスチナの一団。 日の傾いた公園がアザリアの夜に繋がっていると気づく日。 テントは仕掛けである。 エルサレルの村アザリア、ピノキオの絵本のページ、日本の百人町。 リアルとフィ…

「澁澤龍彦 幻想美術館」展@横須賀美術館

JR横須賀駅からタクシーに乗って、海岸線を20分以上走ったでしょうか?2900円もかかるとは・・・(苦) 海岸に面した丘陵に立つガラス窓の白い美術館。 美術館の前の芝生に寝転びたい衝動に駆られます。 澁澤龍彦の幼少期から死までの活動を追って、著書や彼…

横須賀の風景

横須賀に行ったのは、一年ぶりです。 JR横須賀駅は京浜急行横須賀中央駅とは違って、どこかうらぶれた・・・魅かれます。この雰囲気。 駅を降りると、米軍の艦船が何隻か停泊しています。 四時を廻っていましたが、遠くから眺める霞のかかった秋の空に灰色の…

『水になった村』監督:大西暢夫@ポレポレ東中野

もう一度みたいと思う映画は、それほどあるわけではありません。 ただ、たんたんと日常を描いているドキュメンタリーに魅かれることがあります。 日常そのものが、ドラマのように。 九月に鬱病で自死された佐藤真さんの『阿賀に生きる』もそんな映画だった。…

ひそやかなるざわめき精霊たちの声をきけり大型書店地下に パールの光こぼれ私の町の見えるはるか鉄塔が突き刺さる

Inter Improvisation Music Festival 2007

KAIBUTSU LIVES! 十月。黄昏の国から音楽の怪物達がやってくる! 繰り広げられる白夜の饗宴。 魑魅魍魎!跳梁跋扈!! [東京] 10月1日月曜日 杉並公会堂小ホール ・JR中央線・東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅 北口 徒歩7分 東京都杉並区上荻1-23-15 TEL:03-3220…

ネットの自由

10日のコメント欄が長くなりましたので、ここを設けます。 このところ、出かけることが多く、10日のテロ対策特別措置法から発した意見交換とも関連することで映画やコンサートについても書きたいのですが、なかなかアップできず、またレスがおくれがちで…

[情報・メモ]9・11行動〜テロ対策特別措置法に反対して

日本の米軍への協力を止めるために、テロ対策特別措置法に反対、廃止を求めます。 2001年11月に成立して以来、米軍ほかインド洋上での他国駆逐艦への無償の給油活動*1やイージス艦派遣ではなく、テロの対策のためには日本は何をするべきか? アフガン、イラ…

[雑記]とけいそう

今年は猛暑のせいでしょうか。 数年前に隣家に接するフェンスの隅に植えた一株の時計草が、庭の出入り口の地下を伝って、反対側のフェンスへぐんぐん穂先を伸ばし、例年になく花をつけました。 と、いってもいくつも蕾はつけるのに、花を開かせるのは、ほん…

[雑記]夏の終わりのある夜

秋の気配を感じる今日この頃ですね。 眠りにつくころには窓の外は虫の音に満たされ、心地よい風を感じます。 でも、東京地方、今日はちょっと暑さの揺り戻しでしょうか。 アップおくれのつれづれ。 カウンターが20万を超え、そのお祝いというわけではないの…

[美術]『ルドンの黒』@Bunkamura

版画と素描を中心に約200点。 こんなにたくさんのルドンの作品をみるのははじめてです。蜘蛛や眼球、切り取られた頭部などユーモラスでグロテスクなルドンの作品は、アニメーションやマンガのキャラクターのようでもあります。 夢の記憶や意識下を感じさせる…

[詩・短歌]

夏雲のゆく影廃園に落ち蛇いちごの実滴りぬ 密室にカサブランカの花くず折れて阿修羅は遠く去りゆく

[雑記]夏休み〜奥日光、中禅寺湖

何年ぶりかで奥日光に行きました。 転形期ゆえなのか、湿地帯が徐々に草原化してゆくのを少しさみしく思います。 湯滝や竜頭の滝の水量も以前よりも少なくなったような。 ハルニレの原生林を抜けてゆく中禅寺湖の一部だったという西ノ湖も少しずつ小さくなっ…

[雑記]メールをくださった方へ

友人から、メールが戻ってきたという連絡を受けました。 同じように戻ってしまった方がいらしたら、ごめんなさい! メールは、私のところに受信される前に、ブロバイダーのサーバーにいったん入るようになっていますが、その限度が1000通。 4日ほど留守をし…

[美術]『金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱−』@東京藝術大学美術館

すばらしい襖絵の数々にしばしことばを失いました。 金刀比羅宮の書院に描かれたこれら襖絵は、さぞや訪れるものを魅了したに違いありません。 とはいうものの、表書院、奥書院に上がることができたのは、ごく一部のものだけだったでしょう。 絵のすばらしさ…

立秋すぎれば

・山形国際ドキュメンタリー映画祭2007前夜祭@アテネフランセ 上映作品と作品解説 ・『アザリアのピノッキオ 7つの断章による狂騒曲』 2007年9月27日〜10月21日 全日程・毎夕19:00〜(雨天決行)◆東京公演 井の頭公園・特設テント劇場(井の頭公園野外演劇…

空をみあげて

今宵こそ! ペルセウス座流星群を

夏休みだより2〜塩田平、別所温泉とその周辺

交通費がかかり、日帰りではもったいないので、別所温泉に泊まることにしました。 最終の別所温泉行きシャトルバスに乗るために、前山寺を拝観することができなかったのが心残りです。 しかし、このシャトルバス、乗るべし! 南側の山際を走り、別所温泉駅ま…