2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

堕ちてゆく〜金綺泳監督『下女』@映画美学校第一試写室

http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/kimgiyon_gejo.html ブックセンターから歩いて5分、映画美学校へ。 古いがとても観やすい試写室だった。(以下、ネタばれあり) 金綺泳(キム・ギヨン)監督の最高傑作といわれる『下女』は1960年の作品で、第8回アジア映…

小さなテーブル〜八重洲ブックセンター

そのあと、幻想作家の作品が多い青木画廊まで歩いたが、日曜日はお休みだったことをすっかり忘れていた。しかたがないので、また、歩いて八重洲のブックセンターまで。 歩き疲れて、2Fの喫茶へ。ミックスサンドイッチセット680円、ミックスサンドイッチにミ…

笑うしゃれこうべ〜『ローラ・オーエンズ展』@資生堂ギャラリー

http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/ ローラオーエンズは1970年オハイオ州生まれ。動物、植物、虫、人物などをモチーフに具象とも抽象ともいえるちょっと幻想的な絵を描く。植物を描いたものなどは刺繍の図案のようでもあるし、動物を描いたも…

風のかたみ

27日、日曜日は、映画美学校第一試写室での『知られざる韓流ー金綺泳』に行った。13時20分くらいに着いたが、すでに13時35分の『下女』は完売。そのあとの『死んでもいい』も立ち見、『下女』も立ち見の可能性があるということだったが、せっかくの機会…

『瀧口修造:夢の漂流物』

少し前になりますが、19日土曜日、急遽世田谷美術館の『瀧口修造:夢の漂流物』に行きました。なぜ、急遽かというとこの日に高橋悠治のミニライヴがあるというのを知ったからです。着いたのは2時少し前、我が家からは遠い。というより出るのが遅い(爆)。…

父と飲むコーヒーのあたたかさ サン・レミ療養院の人に似て 

mさんへ

スカンディナヴィアン・フォーク『frifot』

音楽を通じて知り合ったYさんから、スウェーデンの『フリーフォート』というグループのCDを送っていただく。未知の音楽だが、美しい透明感のあるボーカル、しかしとても力強い。懐かしさと温かみを感じさせるメロディー。3人の混声合唱に加え、演奏楽器は、…

『夢二のテーマ』ーウォン・カーウァイは清順ファン?

ネット注文して中古を180円で買いました。送料340円。得したような損したような(笑) 梅林茂作曲。http://www.diana.dti.ne.jp/~motriz/ume.html 『夢二のテーマ』が違うバージョンで3曲入っています。『一輪の花』という別タイトルのナタリア・イザ…

2枚のCDから

先日送られてきたCDについてお話します。

『下妻物語』ー映画館で観たかった!

http://www.shimotsuma-movie.jp/ 友人が2004年に見た映画ぶっちぎりベスト1だと言っていたのに、いつもレンタルショップで貸し出し中。半額デーにおそく行くからしかたないんですけれど。 やっと観れました。半額デーは早いもの勝負です。 おもしろ〜〜い…

潮田益子ヴァイオリン協奏曲

久しぶりに駅ビルのCDショップに行きました。ピリスのモーツアルトとヨーヨー・マの『オブリガードブラジル』をチェックするためです。やはり、どちらもなかった。お店が小さいので仕方ないですね。前はもっと大きいCDショップが駅の反対側にあったのに、今…

日を浴びてアイリス一輪公園の午後母の車イスを押す

Sさんへ

『もし、あなたなら〜6つの視線』

日曜日は、なんと新宿までモーニングショーで『もし、あなたなら〜6つの視線』を観にいきました。私だって、いけるじゃん。その気になれば(笑)。モーニングショーと聞いて、いつもほとんど諦めていますが(笑) この映画は韓国の人権委員会の企画制作、いわ…

シュニトケ『チェロとピアノのためのソナタ』

シュニトケ:チェロ協奏曲/静寂の音楽/チェロ・ソナタ(クリーゲル/ザールブリュッケン放送響/マルクソン)アーティスト: クリーゲル出版社/メーカー: Naxos発売日: 1999/01/01メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るもうひとつ。友人に薦められて聴い…

藤原真理の熱演

そういえば、これもずいぶん前ですが、チャイコフスキーコンクールで受賞まもない藤原真理さんによるベートヴェンチェロソナタを東京文化会館、最前列真正面で聴いたことがあります。こちらは毎日、毎日、ロストロポーヴィッチとリヒテルの名演奏を聴いてい…

封印されたベートーヴェンチェロソナタ3番

今はヨーヨー・マの『オブリガード・ブラジル』を聞いていると友人が書いていたので、久しぶりに、ヨーヨー・マのCDを聞こうかと探したけれど見つからない。見つからないとどうしても探し出したくなって、あっちこっち探していたら、封印していたことのある…

野の花一束

葬式はなくていい。葬式をして、義理で来なければいけない人のことを思うとほんとうに申し訳なく、その上、お香典をもらうことにでもなったらどうしようかと思ってしまう。 シャコンヌと野の花をひと束お願いしてもいいですか? お墓もなくていい。海の底で…

まさか、まさか大西巨人さん?

ところで、映画が終わって、立ち上がると、右よりの少し後ろに大西巨人氏が隣の赤人氏(?)と話をされているのを発見。映画がお好きだとはいえ、今年86歳になられる大西さんが埼玉から新宿まで映画を観にいらしたということがちょっと、信じられなくて、…

『トニー滝谷』監督:市川準 原作:村上春樹

2日、水曜日、『トニー滝谷』を観にいった。テアトル新宿15時からの回。ウイークデーにもかかわらず、場内はほぼ満席。レディースデーで女性も多かったけれど、若いカップルが多いようだった。 作品はなかなかよくできていた。監督の市川準は画面へのこだ…

『フルクサス展ー芸術から日常へ』うらわ美術館

浦和まで行ってきました。はじめてのうらわ美術館です。西口から徒歩7分。会場に入る前に渡されたチラシには フルクサスとは? 主に1960年代から70年代にかけて、アメリカ、ヨーロッパ、日本で展開した前衛芸術の動きです。笑う、叫ぶ、水を注ぐ、髭…