2006-01-01から1年間の記事一覧

[雑記]一面、曼珠沙華

日曜日は秋晴れのいいお天気。 家にいるのがもったいないなくて、3時すぎに西武池袋線高麗駅から徒歩10分曼珠沙華の群生地に行って来ました。 ここ高麗の地は1200年前、朝鮮より渡来してきた人びとが、蛇行した高麗川の水を利用して、水田を開いて、水田耕作…

かぐや姫からのたより

我家のFAXには、ときどき電器ショップに行くべき業者の注文連絡用FAXが入る。 下四桁の中の一つの数字6が5と間違っている。 最初の頃にはそのたび、注文先の電器ショップと送信先に転送、電話帳を訂正してくれるようにたのんだのだけれど、もう、いちいち…

『水没の前に』監督:リ・イーファン、イェン・ユイ

初日の9月16日(土)17:20からの『水没の前に』は満席、階段に座布団席まで設ける盛況でした。 2005年山形ドキュメンタリーフェスティバル大賞のこの作品は、2009年完成予定の世界最大級三峡ダム建設により水面下に沈む街のひとつ、李白が詠んだという四川省奉…

ドキュメンタリー・ドリームショー山形in東京

9.16−9.29 ポレポレ東中野 9.30-10.20 アテネフランセ文化センター 隔年開催の山形国際ドキュメンタリー映画祭。 2007年開催に向けて、今年は2005年の上映作品に、東京上映のオリジナル企画を加えたもの。 観たい映画はたくさんありますが、 YIDFF2005年大賞…

経験

Mさんが仕事帰りにひったくりに会ったという。しかも肩の骨を骨折。 2ヶ月たってやっとなんとかよくなってきたという。 東京の郊外、老人世帯の多い住宅街は、夜も暗くなると街路を歩く人もなく、9時にもなるとひっそり。 引ったくり被害は前々からあったら…

『ディア・ピョンヤン』監督:梁英姫

戦前15歳で韓国済州島から来日、戦後、朝鮮半島が分断され、北朝鮮籍を選び、朝鮮総連の中心メンバーとして活動してきた父を中心に、帰国事業で北朝鮮に渡った3人の兄、家族をめぐる梁英姫によるドキュメンタリー。 今現在、北朝鮮に家族をもつひとのギリギ…

『蟻の兵隊』監督:池谷薫

日中戦争に従軍し、戦後も共産軍と戦い中国に残留した元兵長奥村和一さんのなぜ残留させられたか、国への戦後補償とみづからの戦後をたどるドキュメンタリー。 残留に関わる文書をみつけるべく、山西省に赴く奥村さん。 車の窓から見る風景を「懐かしい」と…

『さよなら ナム・ジュン・パイク展』@ワタリウム美術館〜大いなる遊び

「キャンドルTV」 ろうそく以上にろうそくを語り、TV以上にTVを語る。 古びたからっぽのTVの匣のなかに火をともした一本のろうそく。 炎を揺らめかせながらそこにある。 TVは、遠いものもすぐ近くにあるかのように、映像とみるものとの距離を感じさせない、…

ペンギンたちいっせいにさけぶ17時 恋人たちの去ったケープタウンに

だんだんお家が遠くなる

16時を過ぎるてもまだ冷め切らぬアスファルトをゆるゆると飼い主に連れられて歩く真夏の忠実な犬たち。 彼らは足の裏をひりひりと焦がしながら、傾ききらない陽射しの中を繋がれながら歩いている。 ときどき見あげる視線は歩みの遅い愛犬に気遣いを見せる飼…

目の前にジェリーを頭の中にシェリーを

この言葉はBEEさんから拝借した彼女オリジナルの格言です。 ガスヴァンサント監督の映画のタイトル『ジェリー』は、生死の境目で友を失う物語であり、『シェリー』とはエルメスギャラリーに展示されていた『天上のシェリー』からです。 少女シェリーはビルの…

暑さと空虚さと

亀岡(京都)−奈良ー伊勢志摩をめぐり、19日に帰宅しました。 後半、伊勢志摩では雨が降って涼しい時もありましたが、真夏の京都、奈良は、とっても暑かったです。 観光だからこそ、余計に暑さを感じたに違いありません。 暑い、暑いといいながら観光している…

[本]『日本という国』小熊英二著、理論社

今年の8月は、例年になく戦争についての思いにかられます。 世界に広がる暗雲、米軍再編が頭を離れないからだと思います。61年前の敗戦の数日前、人々の気持ちはどんなだったのだろうか。 戦争が終わるなんて、思わないまま必死で生きていたのではないか、…

生きてま〜す!(^-^/

また、また更新遅滞で、それでも見捨てずお越しくださったみなさま、 ほんとうにありがとうございます。m(_ _)m 8月6日の長野県知事選挙での田中康夫氏の落選はとても残念でした。 田中康夫はとても戦略的な人だと思います。 彼が郵政民営化に反対した元自民…

グランカナリアフィルハーモニー管弦楽団@武蔵野市民文化会館

オーケストラを聴くのに、ちょっと前すぎかと思ったものの、生はやっぱり前がいい(笑) コンサートマスターのヴァイオリンがとてもよく聴こえました。 指揮者のペドロ・アルフテル・カーロは35歳。 コンサートマスターもモーツァルトのクラリネット協奏曲を…

NHKドキュメンタリー

他のブログでNHKドキュメンタリーについてコメントしたことから、訪問してくださった方もいらっしゃるようですが、ブログにはとくに触れていませんでした。7月23日放映された「ワーキングプア 〜働いても働いても豊かになれない〜」をご覧になった方も多いと…

くじ運

とうとうトースターがおかしくなってしまいました。 5分タイマーをかけても、パンに焦げ目がつかないのです。 ずいぶん、酷使しているからな〜。 パンだけなら、まだしも、グラタン、焼き鳥、うなぎ、おもちやゆでたトウモロコシを焼いたりと毎日フル稼働。…

祭りの季節

今年こそは、ねぶた祭りに行きたいと思っていたのに、計画だおれになってしまいました。

『8月15日と南原繁を語る会』

詳細はタイトルをクリック!(参加申し込みができます) 日時:8月15日(火) 開場16:30/開演17:30/終演21:00(予定) 講演者:立花隆、石坂公成、細谷憲政、石井紫郎、堤清二、佐々木毅、姜尚中、高橋哲哉、大江健三郎、 鴨下重彦 会場:東京大学法学部31番教…

ジル・アパップ&ザ・カラーズ・オブ・インヴェンション@武蔵野市民文化会館

22日(土)、期待していたコンサートです。 ヴィヴァルディーの「四季」をヴァイオリン、アコーディオン・コントラバス・ツィンバロンという編成で演奏するという。最初に演奏したクライスラーの前奏曲のはじめの一小節を聴いた瞬間、私のヴァイオリニストだ…

天上のシェリー:西野達@エルメスギャラリー

エルメスの店内を横切って、シンドラー社のエレベーターで8階まで上がって、鉄骨で組まれた足場をさらに11階、ビルの屋上、プレハブのシェリーの部屋。 垂直に伸びたビルの上に乗っているという感じ・・・恐いんですけど(^-^; 日常の営みは限りなく天上に…

ロビン・ロード展@資生堂ギャラリー

横浜トリエンナーレ2005のロビン・ロード『アンタイトルド/シャワー』の襲撃をこの作品展で、反芻しています。 資生堂ギャラリーの作品は、パフォーマンスを分割映写するという彼独特の街路に突如出現させるマジックのような即時的な動きとインパクトあるサ…

『母たちの村』:監督ウスマン・センベーヌ@岩波ホール

所用で雨の東京にやって来たBさんと岩波ホールで『母たちの村』を観た。 この作品、Bさんから聞くまで、ノーチェックでしたが、久しぶりに見ごたえのある映画だった。 朝から雨で、平日、11時半開演の映画館は、ガラガラだと思っていたら、7割がた席が埋まっ…

日本歴史占い

t-hirosaka さんの7月4日の日記で紹介されていました。 お暇な方は、どうぞ〜 (上記タイトルをクリック!) なんと、私めは小野小町でした・・・ほほほ

眼Augen展2006@青木画廊

1961年の回廊当初からシュルレアリスト瀧口修造や作家の澁澤龍彦が関係してきたという幻想絵画で有名な青木画廊の開廊45周年記念、「眼Augen展2006」に行って来ました。 煉瓦亭の横の薄暗くて、狭い階段を上ると2階、3階に画廊縁の画家たちの作品が一、ニ…

『あんにょん サヨナラ』金兌鎰(キム・テイル)監督

9日、ポレポレ東中野にて。日韓共同ドキュメンタリー。李熙子さんは生後13ヶ月の時、父が日本軍により徴用され中国で戦死。 しかし、その事実を知ったのは90年代に入ってからだった。 そして、靖国神社に合祀されている父の名の削除を求めて、裁判を起…

「The Circle Game」(BY Joni Mitchell) に寄せて

月夜に廻るメリーゴーラウンド。 朝にはもう、誰もいない。 どこに行ってしまったんだろう。 ボクは取り残されて、 動かないメリーゴーラウンドを見ている。 朝陽が上ったこともきづかずに。 ボクはメリーゴーラウンドに乗っていない。 ボクはメリーゴーラウ…

『ジム』『ツヒノスミカ』監督:山本起也

だいぶ前になってしまいました。紗羅さん、tosukinaさんご紹介のドキュメンタリー上映会。 予約の電話を入れたら、予約受付はしていないとのことで、山本監督が、当日清算券を送ってくださいました。 『ツヒノスミカ』の前には、監督のデビュー作『ジム』を…

ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団@上野文化会館

24日は ゾルタン・コチシュによる指揮とピアノ。 コチシュは1952年生まれ。 ハンガリーフィルの音楽総監督として、年齢的にも最も精力的に活動している時期なのかもしれない。 楽団のレベルをチェックするために、楽団員全員を覆面でテストしたという。 ピア…

ジオラ・シュミット@武蔵野文化会館小ホール

少し前になりますが、23日、ヴァイオリンを聴きました。 少々荒っぽいと感じるところもありましたが、男性の弾くベートーヴェンの熱のこもった力強さに魅了されました。 ヴァイオリンソナタ第4番。特に、第3楽章のすばらしさ。 出来上がった作品は、作者の…