美術

『影の光』@原美術館

8日は午後から、品川の原美術館オラファー・エリアソン『影の光』に行った。作品数は少ないけれども、なかなか面白い展覧会だった。 入場料1000円は少し高いが、絵画作品のように手軽に取り外しできるわけではなく、展示場所に合わせて設えなければならない…

森村泰昌『卓上のバルコネグロ』

表参道は例年並木をクリスマスイルミナーションで飾り、見物客で賑わうが、今年から混雑がひどく交通渋滞になるということで中止になったらしい。表参道に行くと必ず立ち寄る『ナディフ』に行く。『ナディフ』では森村泰昌の写真集「卓上のバルコネグロ」発…

横浜トリエンナーレ2005〜アートサーカス[日常からの跳躍]

かな〜リ、前。11月1日に行きました。 会期も12月18日と迫ってまいりました。 今回本会場は横浜港に突き出た山下埠頭倉庫。海外から運び込まれた品々の関税待ち、入国を待つ倉庫。いうなれば、日本であって、日本から隔てられた場所でもあります。 前回に…

庭園植物記展@東京都庭園美術館

9月3日から11月6日で会期を終わりましたが、企画の面白さを記憶に留めておきたいと思います。 10月13日(木)は〜花を奏でる〜ということで、ヴァイオリンとピアノ(伴奏)のミュージアムコンサートがあり、ピアノをやっているSさんと。演奏者の小寺…

『虹の獄、桜の獄』竹本健治:文、建石修志:絵

(本の内容に触れています、未読の方はお気をつけください) この短編集は月刊誌光文社「EQ」に掲載された「七色の犯罪のための絵本」の7編と書き下ろし『しあわせな死の桜』の8編からなります。 この短編集の巻頭の『赤い塔の上で』は男が身を投げるシーン…

建石修志展『本に微垂む。或るいは、紙に浮かぶ夢』

だいぶ時間がたってしまいました。29日(土)は国立フィルムセンターに成瀬巳喜男生誕100周年特集の代表作『浮雲』を観に行くも、満席で入場できず。5分前では無理かなとは思ってはいたんですが。30日で2ヶ月以上開催していた成瀬巳喜男特集も終わり…

『クラシックバタフライ』@ギャラリー舫

地下鉄九段下から銀座に出て、15日までの会期のリチャード・アンセル展『クラシックバタフライズ』へ。バタフライとは二枚の羽を持った複葉機で、第一次世界大戦時に戦闘機として使われました。リチャードさんは独自の方法で、CGで精密に世界の複葉機を上下…

本と遊ぶ「野中ユリ−本の小宇宙ーミクロコスモス」展@NIKIギャラリー

14日(金)、午後から千鳥が淵のそばのNIKIギャラリーで開催されていた野中ユリさんの展覧会『本と遊ぶ「野中ユリ−本の小宇宙ーミクロコスモス」』展に行きました。 新作のコラージュ、デカルコマニー、銅版画、オブジェ、装丁した本、尾崎翠(全集)、武田百…

『写真はものの見方をどのように変えてきたか』@東京都写真美術館

10月月1日は都民の日です。 この日は都立美術館、都立公園、都立博物館など、都立の文化施設は無料なのですが、どこかお出かけになりましたか?事前に近隣の県にお住まいの方にもお知らせすればよかった!みんなで楽しめたのにね・・・(後悔)。 去年は目黒…

レオノール・フィニ展@Bunkamuraザ・ミュージアム

こちらは『雑巾ダイアリー』のyukari57さんが書かれているのとリンクします。レオノール・フィニの絵を見たのははじめてです。電車の広告に展覧会のポスターの『守護者スフィンクス』を見たとき、強く惹かれるものがありました。どこかでよく似た絵を目にし…

無言館に関するページ

キッドアイラックアートホールは無言館、信濃デッサン館と繋がりがあります。うらたじゅんさんのサイト http://www.ne.jp/asahi/jun/urata/mugon.htm旧日本兵「無言館」戦没画学生の美術館 http://blog.kingdom.or.jp/darumaeringi?day=20050528上田 無言館 …

喜怒哀楽?な一日

7月17日(日)は竹田賢一・大正琴即興独弾こなきじじぃのくりごとよげん[児啼爺的繰言預言]に行って来ました。キッドアイラックアートホールは明大前徒歩2分、小さな細長いビル。ギャラリーがあるというのでちょっと早めに行きました。 高間筆子という大正期…

天野喜孝〜浮遊する幻想

7日は所用で都心にでたので、上野の国立西洋美術館で29日まで開催の『ラ・トゥール展』に行く予定でしたが、急遽上野の森美術館で10日で会期が終わってしまう『天野喜孝マニエラ展』に行って来ました。 天野喜孝はアニメショーンやゲームのキャラクター…

 「絵巻 山中常盤」牛若丸と常盤御前ー母と子の物語

岩波ホールで一週間だけ特別上映されている羽田澄子監督のドキュメンタリー映画『絵巻 常盤御前』を観に行った。久しぶりの岩波ホールはやはり、過ぎた年月を感じさせる。クッションがだいぶ痛んできたようで、座布団がくくりつけられてあった。 途中から聞…

時の移ろい

みなさま、こんばんは。 昨日は都心まで知人の写真展に行って来ました。インドのベナレスを撮ったもの。モノクロームで写されたベナレスに生きる人びと、営み、祈り、賑わい。喧騒であるはずのものさえ、なぜか、とても静かな光景。 ゆったりとした時間の移…

笑うしゃれこうべ〜『ローラ・オーエンズ展』@資生堂ギャラリー

http://www.shiseido.co.jp/gallery/current/html/ ローラオーエンズは1970年オハイオ州生まれ。動物、植物、虫、人物などをモチーフに具象とも抽象ともいえるちょっと幻想的な絵を描く。植物を描いたものなどは刺繍の図案のようでもあるし、動物を描いたも…

『瀧口修造:夢の漂流物』

少し前になりますが、19日土曜日、急遽世田谷美術館の『瀧口修造:夢の漂流物』に行きました。なぜ、急遽かというとこの日に高橋悠治のミニライヴがあるというのを知ったからです。着いたのは2時少し前、我が家からは遠い。というより出るのが遅い(爆)。…

『フルクサス展ー芸術から日常へ』うらわ美術館

浦和まで行ってきました。はじめてのうらわ美術館です。西口から徒歩7分。会場に入る前に渡されたチラシには フルクサスとは? 主に1960年代から70年代にかけて、アメリカ、ヨーロッパ、日本で展開した前衛芸術の動きです。笑う、叫ぶ、水を注ぐ、髭…

『田原桂一 光の彫刻』庭園美術館

行ってきましたー!!本日最終日。あぶなかったー! 10月1日『エミール・ノルデ』を観にいった時に必ず観にいくつもりでいたのです。 (初期痴呆症かと思うくらい記憶障害が散見されるきょうこのごろ。なぜ、この日を覚えていたかというと、この日は都民…

インターネットカフェと中藤さんの写真

牧田さんに教えられて、歩くこと10分。丸の内カフェというインターネットカフェに着いた。インターネットカフェに行ったのは初めてなので、ふんふん、こういうものだったのか。どうってことないな(つよがり)と思う。なんだか知らないもの同士、もくもくイ…

『HANGA東西交流の波』

一昨日は友人から送ってもらった招待券で、東京藝術大学大学美術館で催されている『HANGA東西交流に波』に行った。上野の駅からしばらく歩くとしちりきに似た音色が聞こえてきた。しちりきの演奏とはめずらしいではないですこと。近くによって行くと、…

『星のヴェール』by山下陽子さん

それから、日の落ちたざくろ坂をのぼって歩くこと15分、ブタかばん(ぱんぱんにふくらんでいる)をもっていたので疲れた。啓佑堂ギャラリーに(古書店のなかにある)。11月に催された新進銅版画家山下陽子さんhttp://www.artworks.ne.jp/performance/ghh…

『原美術館コレクションー25年の歩み』

昨日は品川まで用があったので、ついでに原美術館に行ってきました。時間もあまりなかったので、タクシーに乗ったけれど、運転手さんが知らなくて、私もよくわからなくて、ずっと手前で下ろされてしまった。降りてから探して、聞いた人が間違うし、タクシー…