『原美術館コレクションー25年の歩み』

昨日は品川まで用があったので、ついでに原美術館に行ってきました。時間もあまりなかったので、タクシーに乗ったけれど、運転手さんが知らなくて、私もよくわからなくて、ずっと手前で下ろされてしまった。降りてから探して、聞いた人が間違うし、タクシー代損した(苦)。
原美術館は20世紀初頭のヨーロッパの建築様式をとりいれた私邸を改築した現代美術館です。今は『原美術館コレクションー25年の歩み』を開催中。作品数は多くありませんが、メイプルソープの「花#1」「花#2」(モノクローム

メイプルソープ

メイプルソープ

荒木経惟の「廃墟にて」(枯れた花、モノクローム
花淫 (荒木経惟写真全集)

花淫 (荒木経惟写真全集)

森村泰昌の「白い闇」(ちょっと、すごいです!全裸、ハイヒールを履いた作者の肖像。不思議に静謐、モノクローム
女優家Mの物語

女優家Mの物語

ら、写真が印象的でした。
他に印象に残った作品は草間弥生の黄色のオブジェの大作「自己消滅」エロの「チェ・ゲバラ」(ポップアート風)、奈良美智の「MY DRAWING ROOM」(部屋そのもの)
円山応挙の18世紀の絵巻「淀川両岸図」が展示されているところが原美術館ですね。細密に描かれた淀川の情景が美しい。保存状態がいいのに驚きです。
室町時代水墨画家、雪村周継の「列氏御風図」もモダンアートのなかに混じっていました(笑)。これら古美術は館の所蔵作品ということのようです。以前松涛美術館の『雪村展』 で観て、すっかり気に入ってしまっ たこの「列氏御風図」。老学者がジェット噴射(?)で空に飛んでいるんです!念力なのか?痛快!こんな時代にもこんなポップな画家がいたなんて!
観客は2人くらい(笑)。中庭に面したおしゃれなカフェがあり、一休みしたかったけれど、ショップでお買い物をしていたらCLOSEになってしまいました(ザンネン!)。