夏休みだより2〜塩田平、別所温泉とその周辺
交通費がかかり、日帰りではもったいないので、別所温泉に泊まることにしました。
最終の別所温泉行きシャトルバスに乗るために、前山寺を拝観することができなかったのが心残りです。
しかし、このシャトルバス、乗るべし!
南側の山際を走り、別所温泉駅まで30分あまり(前山寺からは22分)、盆地の平野部分にあたる塩田平ののどかな真夏の田園風景を満喫しました。200円
帰りシャトルバスに乗りたくて、遠回りして上田に行ったくらいです。
遠くを走る電車や車がジオラマのよう。
でも、いちばんいいのはやはり、歩くことだろうと思います。
真夏でなければ歩きたいですね。
部活帰り(?)の中学生と顔があうと「こんにちは♪」
塩田平は信州の鎌倉といわれ、鎌倉時代から室町時代に建造された寺院の多いところです。
別所温泉近くの安楽寺は日本唯一国宝の八角形の三重塔があります。
また、常楽寺の本堂は茅葺で、重要文化財の多宝塔も戦乱の絶えなかった時代を思わせます。
別所温泉のほかにも近くには、たくさんの湯治場があります。
温泉は昔から治療や療養に不可欠なものだったんですね。
泊まった宿は、紅葉はさぞやと思わせる目にもさやかなみどりの中にたつ古い宿。
川端康成が「ワルツ」を執筆したとか。
まだ明けきらない早朝の露天風呂は朝靄に樹林がかすみ、ヒグラシが鳴いていました。
一泊だけでしたが、とてもいい旅でした。
そして、帰路、欲ばりな私たちは、金曜日の銀座シネスイッチ、レディースデー(¥900)
「天然コケッコー」(監督:山下敦弘)を観て帰ったのです。★★★☆