兼松講堂 伊東忠太&山下啓次郎


上記、9月13日、国立の市制40周年記念『山下洋輔in兼松』で、一橋大学兼松講堂に。
山下洋輔国立音楽大学の出身で一ツ橋大学でよく練習していたとか。
兼松講堂は、1927年、伊東忠太設計、2003年には改修工事をし、オリジナルの風格を残して、音響や空調設備、トイレ、座席などの諸機能の改善を施した、ロマネスク調のとても風格のある講堂です。
アーチ型の舞台装飾や梁や外装のもののけの装飾など、こういう会場でコンサーが聴けるなんて、贅沢です。

外装、内部などを写したブログがありました。

大地の家
伊東忠太


山下洋輔の話によると、設計者の伊東忠太山下洋輔のおじいさんの友人。
祖父の山下 啓次郎 は当時日本の刑務所が前近代的だったことから、欧米の刑務所を視察、全国の刑務所を設計した人だそうです。


赤レンガのロマネスク調の奈良少年刑務所

名古屋市市政資料館
 
【追記】
近代化を図る明治期に、懲罰よりも更正を目的に
千葉・奈良・金沢・鹿児島、長崎に刑務所を建設。
2007年6月に解体された旧長崎刑務所も山下啓次郎の設計。


ついでに、こういう催しも
10月28日14:30〜20:00
国立パワージャズ2007』@兼松講堂





一橋大学、兼松講堂前