『下妻物語』ー映画館で観たかった!
http://www.shimotsuma-movie.jp/
友人が2004年に見た映画ぶっちぎりベスト1だと言っていたのに、いつもレンタルショップで貸し出し中。半額デーにおそく行くからしかたないんですけれど。
やっと観れました。半額デーは早いもの勝負です。
おもしろ〜〜い!!これは、ゼッタイ映画館で見るべき映画です!
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/11/26
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 72回
- この商品を含むブログ (739件) を見る
今まで特に可愛いと思ったことはなかったのに、桃子役の深きょんは歯並び悪いし、意外に腕が太いけど、と〜っても可愛かったし、強かった。深きょん、ファンになっちゃったよ。
ヤンキーになる前のイチゴはあややに似ているとおもいませんか?(って誰に聞いてる?)
レディースのイチコちゃんとの落差がまたとても面白いですね。
嶽本野ばら原作。原作世界をとても上手く表現しているのだろうと思います。原作を読んでいないけれど、そうに違いありません(独断)!
嶽本野ばらの小説は中井英夫へのオマージュ作品集『凶鳥の黒影』に収められていた短編『流薔園の手品師』を読んだだけですが、現実世界から隔絶した世界を現実の中に出現させる特異な才能という印象を持ちました。
『下妻物語』も現実の中に出現させた虚構の世界に生きる、けれどとても現実的な(私的な)人間を描いているのだと思う。
脚本も手がけた監督の中島哲也も言っているように作品の面白さはこの現実の中に宙ぶらりんに出現させた虚構的現実世界なのですが、その虚構的現実が壊れる時の壊れ方が少し気になると言うのはあります。小説をいくつか読んでみないと結論がだせませんが。
ネタばれで言ってしまうと、「わたしのダチに手を出さないのなら茨城のひとつやふたつあんたにくれてやってもいいと思っているんだ」(記憶のかぎり)というところだったりしますが。
「取引のようなことはするな!」「とりいらないで!」といいたい!
「虚構的現実を壊す時にこれでは壊し方が卑小すぎるんじゃないの嶽本さん」という感じがしたのだけれど・・・。とんでもないかんちがいかしら?
だから、私的には4分の3までが花丸。最後は少し陳腐に思えたのです。
#京都鹿ケ谷の法然院。山門が気に入っています。