ブダペスト弦楽六重奏団@武蔵野市民文化会館


来日する東欧の楽団はレベルの高さ、料金の安さ、プログラムの好み、演奏者の真摯さなどに好感をもって、機会があれば聴いています。


この楽団は海外演奏のために組まれたのではないかと思いますが、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、それぞれの楽器のハンガリーの重鎮とその息子という三組の父子で成り立った珍しい楽団。
なんでも二世の多いのに食傷気味なので、プログラムで知って、どんなものかと思いましたが、クラシック初心者を十分満足させるすばらしい演奏でした。
とくに、シェーンベルクが25歳で書いた「清められた夜」は詩情に満ちた曲の美しさを内省的に印象付ける演奏でした。


J.Sバッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番ニ短調
A.シェーンベルク:清められた夜
J.ブラームス弦楽六重奏団 第1番変ロ長調
アンコール
チャイコフスキー弦楽六重奏団「フィレンツェの思い出」
第三楽章、第四楽章