『ゲンセンカン主人』

暮れの28日に借りていたビデオを、今日レンタルショップに返しに行った。年末年始で何かと忙しく昨晩やっと観たのです。2日も延滞してしまったので、600円も延滞料をとられた(泣)。火曜日はレンタル料が半額で180円だったので、結局780円かかったことになる。映画館で見ることを考えると安いことは安いのだけれど・・・延滞しないようにしなくっちゃ。

つげ義春選集

つげ義春選集

借りたのは『ゲンセンカン主人』(監督:石井輝男)。このタイトルの劇画の原作者つげ義春が主人公の物語。タイトルになっている原作をはじめ『紅い花』『李さん一家』などをオムニバス風に綴っていてなかなか面白く出来ている。佐野史郎のつげ役も適役。他の役者たちの演技はいまいちなのだけど。しかし、絵のタッチ、人物像、セリフなど自分なりに、原作のイメージがしっかり、インプットされているものにとっては映画との違和感は如何ともしがたいものがある。それでも、なかなかよかった。原作は原作、映画とは別のものと考えて見るべきなのでしょう。最後のシーンにつげ一家が出演しているのですが、隣にいたのは今は亡きお連れ合いの藤原マキさんだったということですね。
私の絵日記 (学研M文庫)

私の絵日記 (学研M文庫)

マキさんの絵は大好きで、若くして亡くなったのは本当に残念で仕方ありません。つげさんの落ち込みようが推察されます。