2004年記憶に残る映画Ⅱ

今年観た映画を思い出していたら、いっぱい出てきました(笑)。
アニメではやっぱり『アップルシードhttp://www.a-seed.jp/index2.htmlかな。

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近未来都市で戦う少女デュナンの物語は、カッコいいだけじゃなく、悲しい。報われない恋が哀しい。デュナンに共感してしまった。
ポレポレ東中野吉田喜重監督のシリーズを やっていたので、最後のほうでいくつかみました。やはり、日本を代表する監督の一人ですね。
吉田喜重の全体像

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『秋津温泉』『水に書かれた物語』『女のみずうみ』『嵐が丘』どれもよかったです。男の視線で、女をちゃんと描いている。傲慢ではなく(笑)。シュールなカメラワークもツボです。いつかまた観たい。でも、すぐにまた観たいとは思わない・・・観るのにエネルギーがいるんです(^-^;。監督は会期中なんども会場にいらしていたようで、私もプログラムにお二人(吉田監督、岡田茉莉子さん)にサインしていただきました。岡田さんの手、温かかった。
ドキュメンタリー映画『極私的エロス・恋歌1974 』『ゆきゆきて神軍
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などの監督原一男の初のドラマ『またの日の知華http://www.shisso.com/chika/ は試写会で観ました。公開は来年1月。ドキュメンタリー作家として国際的に有名でもこの映画を撮るために借金しなければいけなかったとは・・・。一人の女性を年代に応じて4人の女優で演ずるという珍しい構成になっています。ドキュメンタリー作家らしいドラマづくり。桃井かおり夏八木勲がバーで出会う退廃したムードの場面は秀逸(笑)。この映画を撮ったあと亡くなった金久美子さんの知華が個人的には好き。
と、思い出してきたら止まらなくなってしまいそうですが・・・。
なぜか、上記作品はどれも女性を描いた映画ですね(笑)。『嵐が丘』はその範疇に収まりきらないかな。意識しているわけではないけれども、記憶に残るというのは、やはり女性を描いたものにはリアリティーを感じるからかもしれません。
いつか、ライヴ、展覧会、本などについても書きたいとおもいますが、今日はちょっと硬い話も(笑)。