2004年、記憶に残る映画
今年もたくさん映画を観たけれど、記録というものをつけていないので、かなり忘れている(爆)。ちょっと、面白かった作品をおさらいしておきましょうか(笑)。
記憶に新しいところでは、『オールドボーイ』
極私的、これほどまでにエゴイスティックな愛を描いた原作が日本のアニメだというのも肯けます。カンヌでマゾヒスト(?)・タランティーノをうならせたのも納得しちゃいますね(笑)。
仁川の商業高校を卒業した5人の20歳の女性たちの家族や仕事や日常を描いた『子猫をお願い』。
韓国女性に最も支持された映画ということで見てみましたが、大正解〜!5人それぞれの表情がとてもいい。韓国がとても身近に感じられました。この作品に対する蓮実重彦氏の「いきなり映画の地平を揺るがせるみずみずしい処女作」という絶賛もおおげさではありません。
上記韓国映画の2本は今年の大収穫。映画好きの人にはゼッタイお奨めです。『子猫をお願い』はすでに劇場では観られないでしょうけれど。
もう一本ビデオで観た韓国映画『ラブストーリー』も、重層的に描かれた恋愛物語はなかなかの脚本だと思います。情景も美しい。泣けますよ(笑)!
韓国映画は今まで3本しか観ていませんが3本とも、それぞれ印象に残る作品。韓国映画おそるべし!
『冬のソナタ』は、ほとんど観ていない状態ですが、なんとな〜く観なくても、内容わかる・・・って言ったら、石飛んでくる?でも、『冬のソナタ』を軽んじるつもりはありません。ヨンさまのあのノーブルな笑顔は日本の俳優にはないですね。昔の加藤剛シロップづけってところ(?)あの笑顔で徹底的に愛されたら・・・そりゃあちょっと・・・いい(笑)。『冬のソナタ』は日本人に根ざした韓国・朝鮮に対する差別・偏見意識を揺さぶる一定の役割を果たしたんじゃないでしょうか。
このなんともいや〜な世の中メロドラマを求める気持ちがあったっていいよね。素直に映画に共感した女性たちと、メロドラマに満足できない人がいるのもまた、当然でしょう。現実の捉え方は人によって違う。フィクションと現実。ただ、バランスは大事なんだと思いますが。
日本映画では、岩井俊二監督の『花とアリス』が印象的でした。
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古い日本映画の名作をラピュタ阿佐ヶ谷で上映していて、加藤泰監督の股旅ものの傑作『沓掛の時次郎 遊侠一匹』をみました。
もう〜、これが、おもしれーんでござんすよ!泣いてしまいますぜ!どうぞ、機会があったらみておくんなせい!
カメラワークもすばらしい!どのシーンも丁寧に作られていて、無駄がなく、ストイックなまでに、こころの奥深く残る名作でした。日本映画隆盛期の名残りを感じます。海外でも加藤泰の評価は高まっているようですね
最後に、ひとつアメリカの作品を。マイケル・ムーアの『ボーリング・フォー・コロンバイン』に触発されてつくられたかどうかはわかりませんが、
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みなさまも今年観て印象に残った面白い映画、教えてください!