『山下陽子展“エチュード ――ポートレイトに潜む夢”』@啓祐堂ギャラリー
コラージュのオブジェ作品。書物の形をしたエチュード。
展覧会の説明には
中世末期、王侯貴族たちが書き物机と書棚などを中心に揃えた小さな部屋(書斎)を「エチュード」と呼んでいたことから想を得て、本をかたどった小箱の中にさまざまな作家たちのポートレイトとともに夢の断片を閉じ込めた作品シリーズ。
ゲーテ、ドストエーフスキー、カフカ、ジョルジュ・サンド、バージニア・ウルフ、マルセル・プルースト…etc。
作家たちのポートレイトと想像上の書斎をイメージして、書物の形をした額の小部屋に収められているコラージュ作品。
山下陽子らしい手仕事です。24日まで。
あふれ出す作家のイメージ。
幻想とは、現実にないものを思い描くことですが、クリエータの頭の中にあるあふれ出すイメージは、希求する何かを求めて、リアルに迫ってきます。
#『日時計ノ短針長針ヲツクル』PHOT BY MS.BEE