店長さん


毎日暑いですね。
最近、普段はあまり行かない駅の近くのファミリーレストラン行くことがあります。
時間によっては、待つ人もいて、奥の厨房に長く、禁煙、喫煙席100席ほどはいつもかなり埋まっています。
食事の料金は決して安くはないのですが、この炎天下歩くだけで汗びっしょりになってしまうので、フリードリンク(280円)を注文して、まづはシークワーサージュース、ウーロン茶、食後に、温かい紅茶か深煎りコーヒーなど、三杯はお替りするので損とは思いません。


しかし、行く時間はさまざまなのに、お昼に行っても、外出帰りの夜遅くいっても、いつも店長さんがいて、この店長さんはいったいいつ休んでいるのだろうかとふと気になりました。
よく見てみると、店長ばかりか、ウェイターさんも同じ人がいて、人手不足なのだろうと想像されます。
アルバイトで同じ時給で働くなら、忙しいお店よりもゆとりのあるお店のほうがいいのは当然です。
若い人でないと勤まらないね。
アルバイトを始めたら、シフトから逃れられなくなっちゃいそう。
自宅が近いと深夜勤務に入れられてしまうから、とてもここでは勤まりそうにないな、などとKと話していて、
ある日会計の時に気になっていた閉店時間を聞いてみました。
柔らかい物腰の店長さんは、にこやかに、しかしはっきりとそれと分かる苦渋に満ちた表情で「24時間営業です」と、答えたとKは言います。
なぜか、その瞬間眼をそらしてしまった私なのですが。
お店の前には、決して高いとはいえない時給(850円)のアルバイト大募集の張り紙が貼ってありました。


名ばかり店長や非正規雇用が社会問題になっているものの個々のケースは簡単に改善されるわけではないだろうと想像されます。
フリードリンクや24時間営業が、お店の目玉になって、顧客に歓迎されているとしても、そこで働く人の待遇を悪くしているのだとしたら、とても喜べません。
以来、レジにいる店長さんを伺いつつ、帰ってしまうこのごろです。




#8月マヒルノ輪郭。PHOT BY MIS,BEE