[映画]『プラハ!』監督:フィリプ・レンチ

azamiko2006-12-29



久しぶりにビデオ鑑賞!劇場で見落とした作品。
1968年のチェコを舞台に、カラフルでキュートなファッションといい、ポップでスタイリッシュな歌、ダンスといい、楽しくって、センスのいい青春ドラマです。
ミュージカル仕立てのシーンには特に注目。美術がなかなか凝っています。
アメリカンでフレンチなセンスにチェコ語がロシアっぽいのがいかにもチェコという感じがします。

チェコで大ヒットしたのには、この映画が単なる青春ドラマでなく、背景にソ連によるチェコへの干渉に対する反発と、ワルシャワ軍によるプラハへの侵攻に対する強い批判が込められているからでしょう。
戦車ではなく、自由と愛をのメッセージとともに。
脱走兵たちがめざしたサンフランシシコは60年代ベトナム戦争に対する愛と平和の讃歌として忘れられないスコット・マッケンジーの「花のサンフランシスコ」?

糸井重里の「日刊イトイ」に紹介文があります。
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