『ミッドナイト・ホームレス・ブルー』の電子ブック


たとえば、住まいが賃貸、病気になって、長期間仕事ができず、蓄えが底をついたらどうだろう。家賃を滞納し、挙句の果てに払えなくなったら住み続けることはできない。
頼れる人がいなければ、あるいは、頼ろうとしなければホームレスになっても少しも不思議ではない。
生活保護の申請もいかに申請を取り下げるかという方向で対面しているとしか思えないと実際に相談業務をしていた友人から聞いたことがある。
今しがた、アパートから追い立てられたという若いホームレスを見かけることがよくある。
仕事も簡単に見つからない今どきの就労状況を思えば、若者といえどもホームレスになるなどたやすいのではないか。


そんなことを話題にしたら、
束縛されるのがイヤなんだろうね。
自由で気ままがいい、3日やったらやめられないというじゃないと友人たちが言った。
でも、私にはそれだけとはどうしても思えない。
たしかに多くの人はどこかでなんとか折り合いをつけてホームレスにならないようにしている。
しかし、どうしても折り合いがつけられないとしたら。
何らかの精神疾患を抱えていたら。
どんなにがんばってもワーキングプアーからホームレスになってしまう人もいるだろう。
ホームレスになっても、生きていける国であってほしい。


9月27日の日記にリンクさせていただいた『ミッドナイト・ホームレス・ブルー』の健次郎さんも2年以上、路上生活をしているという。
PCをもっているわけではないので、公共施設やネットカフェなどから、アクセスしているようだ。
自立支援法に基づいたホームレス対策用の施設は利用しないという健次郎さんが、どのように生活しているのかはわからない。


生活費のために以前書いた文章を電子ブックにまとめ販売している。500円。
ホームレス生活の中で感じたこと、考えたこと・・・etc。


興味をもたれた方は
2006年09月30日│電子ブック『ミッドナイト・ホームレス・ブルー』お試し版配布のお知らせの項より、是非どうぞ!
トップページの「ホームレスの河〜 あいさつに代えて〜」も是非読んでみてください。