[映画]『愛より強い旅』監督:トニーガトリフ

azamiko2006-02-24

後半寝てしまいましたが、『愛より強い旅』の音楽について書いておきます。
『EXILS=はみだし者』という原題の示すように、ルーツを求めて、パリ、アンダルシア、モロッコアルジェリアへ向かうカップルのロードムービーです。
内容についての感想は置くとして、冒頭、ローナ・ハートナーの歌う「MANIFESTE」というとんでもなくパンクなサウンドと詞とにいきなり、ガガ〜ンとやられてしまいました。
ガトリフ監督の映画は音楽が重要な要素で、この映画で使われた音楽も、監督のディレクションによるものです。
「EXILS」というテーマ曲のアンダルシアのフラメンコの曲もいい。
また、後半、トランス状態になる15分に及ぶ音楽とダンスのシーンがあったようです。
やはり、この映画を観た、友人はどうにも映画館で不消化のまま、家に帰ってから踊ったと書いていました。眠ってしまった私は記憶の彼方。

これはスーフィー音楽といって、イスラム教の神秘主義密教)=スーフィー*1 が土着の民間信仰と混交し、音楽やダンスを通じて、精神的治癒を施す儀式(リラ)での呪術的音楽で、長時間踊り続けるうちにトランス状態に陥り、精神的ストレスから開放されるのだそうです。
その音楽は私の夢魔にも影響と及ぼしたのか、映画の後、すっきり。
とは言うものの、すっきりしてしまっていいとばかりは言えないところが難しいですね(^−^;



『MANIFESTE』


急いで話さなくては
いない人たちのことを
話すべきときが来た
間違っている人たちのことを
大切なんだ
いない人たちに尋ねることが
一般に
デモクラシーが通用しない社会で
暮らす人たち


急いで話さなくては
いない人たちのことを
大切なんだ
いない人たちに尋ねることが
一般にデモクラシーが
通用しない社会で暮らす人たち


デモクラシーは
一般に 普通 大概!!!
デモクラシーは
いつも無視された!!


デモクラシーは
いつだってノリのいい方に
傾くんだ!!





#吉祥寺ハーモニカ横丁



コメント関連URL

紗羅さんのブログ

春秋社

*1:個人の自己探求により神と個人の直接的な交流を目指す