シーサイ『インティライミ』(太陽のまつり)

一時期、フォルクローレに凝っていた時期があります。シーサイのライブを聴いたのはずいぶん久しぶりです。すっかりメンバーが変わっています。彼らはエクアドルから来たグループなので、日本人と結婚しないかぎりビザの関係で、母国に帰る必要があるためメンバーは固定していません。東京で活動していた彼らが九州に活動の場を移したこともあって、東京でのライヴはめずらしく、開演前から整理券を配布していました。
年齢層も幅広く、熱心な女性ファンがいます。映画を観に来て彼らのライヴを知り、私も聴くことにしました。
ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン・・・南米のフォルクローレはさまざまですが、エクアドルフォルクローレにサンファニートというリズムがあって、このリズムの曲がとても好きなのです。特に、サンファニートはヴァイオリンでメロディーラインが演奏されるというのも私には魅力です。
なんといったらいいでしょうか、ふわりとからだが持ち上げられるような、雲の上を歩いているような、こころを慰撫されるようなリズムなんですね。
リードケーナのアマドの演奏はとても力強く、以前のあまり演奏は上手いとはいえないけれど、心に沁みるシーサイというイメージとは数段違って、現代的でテクニックもありました。
目元も涼しく美しいアマドの演奏はステキだったけれど、以前のシーサイの方が良かったかなあ・・・。
二部はパチャママ(母なる大地)に祈りを捧げるインティライミ(太陽のまつり)を再現し、儀式と踊り。とうとう最後はやっぱり、踊ってしまったのでした。
携帯を忘れて、写真が撮れないのが悔やまれます。


#影を踏む猫。大きすぎるので削除しようと思ったけれどできません(笑)
なんだかおかしい。モヤイモヤイの近影が・・・?