友、遠方より来る〜ゆらゆら帝国

大阪のコアな音楽ファンのFさんが上京して、25日は念願の『ゆらゆら帝国』のライヴ渋谷AXに行って来ました。オールスタンディング。開演少し前に会場に入るや、後ろまでびっしり、熱気むんむん。空気が薄い。酸欠しそうで外の空気を吸いにまた出る。
少し遅れてはじまった。
やはり、坂本慎太郎さんの詞・曲、ボーカルはいいです。ストレートに伝わってきます。今、ここへの違和感。居心地悪さや遠いどこかへの希求といったものがストレートに歌われています。耽美的色彩も。 ギ ター、ドラムス、シンプルな編成ながら、それぞれの楽器のスキルが高いのでサウンズは重層 的・・・それから、なんと表現したらいいでしょう。(Fさ〜〜ん!!)
電子ギターの圧倒的な音量 で迫る揺らめくような微分音の海になげこまれたような・・・一種のトランス状態とでもいいましょうか。
というと、ドラッグを想像されてしまうかもしれませんが、脳幹が満足するかどうか(笑)
もちろん、これを雑音と感ずる方もいて、音に関する感受性というのは面白いですね。
実をいうと、前日24日には高円寺のペンギンハウスという小さなライヴハウスで『みみのこと』『JOJO広重』『光束夜』というバンドも聴きました。
明朝、アイルランドのフェスティバルに行くという期待していた『光束夜』よりも『みみのこと』の方が私にはよかったかな。
このほか、25日の午前は、歌舞伎座勘三郎襲名披露にも行きました。機会があれば、このこともいつか書きたいと思います。