大人げないお話

azamiko2006-11-26



電車の中では、いろんなひとがいて、とらぶっているのも、よく目にします。
先日、午後から、出かけたある日のこと。
優先席の3人掛けの真ん中が空いたので、降りるまでいくらもありませんでしたが、荷物が重かったので、座ることにしました。
左隣は20代(?)の女性。右となりは40代の男性でした。


ところが座るなり、いきなり左隣の女性が足を踏んずけてきたのです。
何がなにやら分からず、びっくりしたのもつかの間、彼女が特異な人だということはすぐに分かりました。


黒いコートに、黒いブーツ、茶色の帽子を目深に被って、わずかに見えるのは口元だけなのです。
私は両手に荷物をもっていたので、むしろ用心深くすわり、ぶつかってはいないいはずです。
彼女は大きな黒い鞄を膝に載せていたので、それにスカートがひっかかったのかもしれません。
でも、大きな鞄は、私の座ろうとしていた隣まで侵入していたので、私に過失があるとは思えません。
少なくとも故意に足を踏まれる謂れはないと思いました。
「どうかしましたか?」
彼女の口元は不満そうに蠢いてはいても、聴き取れるような言葉ではありませんでした。


顔を覗き込むようにもう一度、
「なにかしたかしら?・・・足踏んでくるなんて・・・信じられな〜い!」
とちょっと、強く言いました。
彼女の声は小さくごにゅごにゅ言うばかりで聞き取れず、あごを引いて顔をみられないようにしています。
人の悪い私は、覗き込みました。
ごにょごにょしながら、彼女はのぞかれまいとするし、私はのぞこうとするし・・・。


彼女が隣でごにょごにょ言うたびに、のぞきこみました。
前に座っていた人はさぞかしヘンな人だと思ったでしょう(^-^;


言いたいことがあるのなら、ちゃん言ってよね!
足踏んでくるなんて陰険じゃない!!
・・・ったく。


そして、降りる駅が近づいて、立ち上がろうとする寸前、再び、ヒールの高い黒いブーツが伸びて、踏みに来たのです。
とっさに、、立ち上がって、にらみつけたのですが、茶色の帽子でプロテクトした頭はやはり下を向いたまま、尖がった口元だけしか、見えませんでした。


と、いうわけで、あんまり、大きな声で言えない大人げないお話し(^-^;




#高尾山の紅葉@うかい鳥山