ボリビアの空、銀座の空

銀座の画廊で、ボリビアでの楽しい旅から帰還されたIさんと久しぶりに会うことができた。ノーメイクなのに、どうしてそんなにつやつやと美しいの。踊りの為に伸ばし始めたロングヘアーもステキ♪
なんどもボリビアに行っているIさんの今回の目的はボリビアの民族舞踊をみること。かなり山奥の村まで足を伸ばし、村の人たちの踊りを観せてもらってきたという(羨)
いずれ、ゆっくりお話を伺えるのを楽しみに、お会いできたのもつかの間6時半からの日比谷シティー広場で開催の夜能に向かう。会場への道を銀座で生まれ育ったIさんに案内してもらう。途中にIさんの通っていたという旭屋書店のそばの小学校の外観をみた。円筒形で、当時としてはモダンなのだけれど、今みてもおしゃれ。「さすが、銀座の小学校はちがうわね!」と感心してしまった(笑)昔あった日劇をちょっと思い出した。当時、円筒形の建物が流行ったのだろうか。クラシックな雰囲気の洋菓子のウエストの喫茶室近くに住んでいらしたというIさんの記憶は鮮明で、最近何年かぶりでその頃の友人に会ったというIさんの思い出は途切れることなく語られて、何回か転校して、友だちや先生の名前すらも定かでなくなっている私には羨ましい限りだった。
ガード下にいつの間にか出現していたシチューのお店『スープストック東京』に入った。カウンターだけのお店で、(慌ただしい食事になってしまいましたね。ごめん!m(_ _)m)白ゴマ入りのご飯に二種類のシチューで¥900。Iさんはレンコン入りシチューとココナツのカレー。私はトムヤムクンとサンゲタン。どれも美味しかった。『スープストック東京』はすでに東京を中心に30店舗以上あるチェーン店でオンラインで宅配もしているそうだ。コンセプトは無添加、自然の素材を生かすということらしい。
日比谷公会堂そばの交差点で空を見上げる。月が浮かんでいた。不思議な月だった。月の回りに光輪が幾層にも包んでいた。ぼんやりと白いもやのような幅の広い光輪があって、その外周を赤い輪が包んでいて、そのさらに周りを蒼や白い帯が巡っていた。ちょっと、ミステリアスで美しかった。
大気の汚濁と関係があるのだろうか。と現実的なことを思うと興ざめですね(^−^;