サキソフォンジャム集団『ZACZAC』〜α派放出

azamiko2005-07-09

昨日はちょっと、遅刻して近くの大学のメディア論前期最終講義に潜り込みました(笑)
藤村匠さんの曲を藤村さんの指揮で演奏。ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、9名のSAX奏者とギター、キーボード。
演奏後の藤村さんの説明によると、「モアレ(曲の色模様)の変化を表現したので、メロディーを期待して聞いた人には期待はずれだったかもしれません」と言われた。
ファンファーレチャカリーアのようなブラスを想像していたので、前半、藤村さんの言われるように、メロディを渇望。ところが後半になるとサキソフォンのさまざまな音色が重なったり、ずれたり転がったりするさまが面白くて、だんだん脳内からα派が出てきたみたいです。心地よかった。もっと、やって〜というところで終わった。
10分ほどの休憩後、ギターとキーボードのサイケデリックサウンド。このサウンドも気持ちよかった。ここでもα派がでたんでしょうか、このあと再び『ZACZAC』の演奏中、壁に凭れて気持ちよく眠ってしまいました(笑)。『ZACZAC』のメンバーはそれぞれのグループで活動していて、この日に集まった若いプレヤーたち。
SAX の音色は人間の声に一番近いそうです。
どちらかというと、弦楽器指向の私ですが、これだけのSAXのボリュームを耳にすると胸に響くものがあります。胸で聴いているような気がしました。

休憩時間に担当教授のKさんと少しお話しました。
毎回現在の前衛的、先鋭的な芸術や文化を紹介するこのユニークな授業の毎週の準備は大変なようです。
それでも、学生たちの気質が変わってきたというのもあるのでしょうか、受講生以外や外部にも公開しようと宣伝してもあまり集まらないと言われていました。
前衛、先鋭がなかなか受け入れられないというのはしかたのないことかもしれませんね。
いずれにしても、開放してくださっていることにとても感謝しています。